TPS視点のアクションシューティングゲーム。パンデミックにより、感染者がゾンビとなり、世界は荒廃。主人公は、目的達成のために、目的地に向かおうと荒廃したエリアを進む。
対抗勢力やゾンビなどを倒しながら、目的地までには様々なミッションや、武器、ストーリーがちりばめられており、ただミッションをクリアするだけでなく、ミッションクリアまでのルートや方法が多様に用意されており、ゲームをやるものに全く飽きさせないようになっている。
クリア後のコンテンツも魅力的
クリア後にも様々なコンテンツが用意され、一度クリアした後も楽しめるよう工夫がなされている。ストーリーの充実感が言うまでもなく素晴らしいが、特にグラフィックには圧倒される。
グラフィックに拘りを感じる
風景などのインパクトも大きいが積もっていく雪や荒廃した建物、壊れたヘルメットなど、細部にわたりグラフィックの素晴らしさが目立つ作品となっている。シリーズ1作目に大ヒットしたシリーズがよりグレードアップし、今後のアップデートによる新たなコンテンツの登場が今から楽しみ。
好きなポイント
主人公が、命と引き換えにパンデミックを終結させる重要な要素であったが、主人公の父は娘の命を優先したため、パンデミックを止めることが出来なかった。
そのことが、父と娘の関係を深く歪にしてしまう要因となる。娘が父に寄せる思いや、父が娘に寄せる思いを、様々なシーンで垣間見ることが出来る。それぞれに思い悩みギターを弾くシーンやコーヒーを飲むシーン、親子喧嘩をするシーンなど、親子の価値観の違いやそれぞれの主張を瀬踏みしながらのシーンは、グッときます。また、今作は、主人公と敵対するものを主人公に置き換えゲームを進行することになるが、ただ主人公の考え方のみでなく、相対する敵の動きや、葛藤なども描かれています。
主人公だけでなく、取り巻く者を軸にも置きながら、複雑に関係するストーリーを、見ているものに問いかける構成に、誰もが圧倒され、世界観に引き込まれていくのではないでしょうか。様々な世代に考えるべき贖罪が詰まっている作品となっています。
戦闘がいまいち
戦闘シーンでの、判定がイマイチで、生身であれば、当然きがつく場所に隠れていても、まったく判定されません。また、TPS視点のため、武器の照準が合わせにくく、アクションゲームとしての機能は低いと思います。